「松林図屏風(国宝)」や「楓図壁貼付(国宝)」などの名品を描き残した桃山時代の絵師・長谷川等伯(はせがわ とうはく)の大規模な回顧展が、東京国立博物館と京都国立博物館で開催されます。
「唐獅子図屏風」で知られる狩野永徳(かのう えいとく)と同時代に生き、筆を揮った等伯は数々の名品を残しましたが、なかでも「松林図屏風」は日本の水墨画の頂点に位置づけられています。 藁筆か何かの特殊な筆で描かれたとされる、霞に煙る松林は、まさに神韻縹渺の一言。 普段は水墨画や日本画に興味のない方も、一度は見ておきたい逸品です。
注:詳細は、各会場までお問い合わせください。
(執筆:む)
手書きのあたたかさはわかるけど、字がヘタだから書くのが恥ずかしい。 そう思う人は少なくないようで、1か月くらい前にテレビで「いい大人なのに恥ずかしくて隠していること」ランキングが放送されていたのですが、1位が「字がヘタ」になっていました。 特別綺麗でなくてもいいけど、ヘタな字は書きたくない…。
ところで、50年間ものあいだ手書きの字を書き続けた、小池邦夫という人がいます。 小池氏は大学で書道を勉強していましたが、中国のお手本の字を真似て書くことに反発があったそうです。 もしかしたら、「人目を気にしながら綺麗な字を書く」ことに対する反発だったのかもしれません(人目を気にし過ぎていたら、なかなか自分を出せませんよね)。
そんな彼は、「ヘタでいい、ヘタがいい」という言葉のもと、絵手紙というジャンルを生み出し確立しました。 手書きの字に手描きの絵を添えた絵手紙は多くの共感を呼び、現在では全国に200万人ていどの愛好者がいるそうです。 「字は人を表す」とは古くから言われてきた言葉ですが、ヘタなりに丁寧に書いたり、字に込められた真心が表れるのなら、手書きの字を書くことはとても素敵なことだと思います。
一枚の絵手紙は、それを教えてくれます。
そういえば、木曜日の夜10時からTBS系列の番組で「ひみつの嵐ちゃん!」という番組があるのですが、今日は番組のなかで女優・歌手の柴咲コウさんが嵐のメンバーと書き初めをするそうです。 気になったので調べてみたら、柴咲コウさんは以前から書道にはまっているそうです。 今日はドラマ「とめはねっ!」の最終回ですので、あわせて見てみたいと思います。
書道ドラマの「とめはねっ!」が始まってから数週間が経ちました。 ちょうど今日も放送される日です。 ドラマを見て「手書きの文字もいいなぁ」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
手書きの文字といえば、今年は「書道ガールズ」という映画が成海璃子さん主演で公開されるそうです。 なんでも、紙の町として知られている愛媛県四国中央市にある愛媛県立三島高校の書道部の生徒さんたちが、地元を盛り上げるために行った書道パフォーマンスがもともとのきっかけだとか。 ちなみに次の動画が、三島高校書道部による書道パフォーマンスです。
再生する際には、音量にご注意ください。
古くからある書道とはだいぶ趣が違いますが、芸術の表現のかたちが時代によって変化するのはごく自然なことでしょうし、難しく考えずに楽しめるのがいちばんの魅力でしょうか。 なにより、大き〜な紙に向かって筆を揮ったりダンスをしている様子が、新しくて同時に原初的なエネルギーを感じさせて、圧倒させられます。 書いている生徒さんは、さぞかし気持ちがいいでしょうね。
数年前に公開された、美術大学を舞台にした映画「ハチミツとクローバー」のなかでも、主人公のふたりがキャンバスに向かって派手にペンキを塗ったくったりしていた場面がありました。 書道でも絵でも古くは完成した作品だけが表現のすべてでしたが、今や表現する過程も作品の一部になってきているんですね。 それも、少しも小難しくなくて、どちらかと言えば直感的な…。
こちらは、去年の書道ガールズ甲子園の優勝校・埼玉県立川口高校書道部による書道パフォーマンスです。 表現力豊かで楽しめますね。 それに、迫力があります!
なお、「書道ガールズ」は『書道ガールズ公式ブログ」によると、まだ撮影中で、公開は5月だそうです。