
開運橋を渡ったところで遅い昼食を済ませ、少し休憩。
その後、最後の目的地に向かって歩き始めました。
南側に続いている道を行きましたが、観光客らしき人もいなくて閑静なたたずまいです。

しばらくすると池が見えてきました。
とっくり池というこの池の周りにも紅葉がそれなりに色づいています。

池の岸では、鴨が羽を休めていました。
そういえば、この池には「鴨の飛び出し注意」の看板があったので、棲みついている鴨なのかもしれません。

ぐるりと池の周りを行くと、最後の目的地の吊り橋に着きました。
カメラを構えつつそっと歩いてみると、橋がゆーらゆーらと揺れています。
対岸側には人がいて、その人が歩く揺れが伝わってきているようでした。

ちょっと怖かったので、早々に橋を下りました…。
近くから橋を見るだけでも、以外と怖いものです。

眺めもよく、人もほとんどいないので、信貴山に行ったら立ち寄ってみるのもいいかもしれません。
見るものはすべて見たので、再び開運橋を渡ってから、来たときと同じ道を歩きました。
上りもなかなか辛かったのですが、歩き疲れた足にとっては下りも辛く、痛みをこらえながらの歩みです。
国道で車に迷惑を掛けながら、ようやく高校の手前くらいまで戻りました。

ふと、木立のほうに目をやると、何かハイキングコースのような自然の道が見えました。
階段を下りて先を見ると、ずーっとどこまでも続いているような、まっすぐの道です。
どこまで続いているのか気になり、その道(また上り坂…)を歩いてみました。
木でできたトンネルを歩き、ときどきトンネルが切れると薄暗いながらも綺麗な景色が楽しめます。
息が上がるのをこらえながら、先へ先へと歩き続け、辿り着いたのは行きにも帰りにも小休止したバス停でした。
せっかく下ったのに、元に戻ってきてしまいました…。

この自然の道は近畿自然歩道という道で、一直線にバス停に続く道だったのです。
知っていたら国道を使わずに、最初からこの道を使っていたのに。
後の祭りですね…。

バス停の待合室で3度目の休憩をしたあと、近畿自然歩道を引き返しました。
足におもりが付いているような気分で坂を下り、ときどき見える景色で気分を紛らわしながら、少しずつ少しずつ、先に先に。
ようやく近畿自然歩道を抜けたときには、心底ほっとしました。

高校を通り過ぎ、信貴山下駅まで一直線に続く歩道を歩いたとき、周りはだいぶ暗くなっていました。
道の向こうではたくさんの明かりが見えました。
本当によく歩いた一日でした。
これを書きながら、去年は長岳寺、今年は信貴山・朝護孫子寺と、この時期は奈良に行くことが多いことに気がつきました。
そういえば、来年は平城遷都1300年祭。
奈良はいいところなので、また行くのが楽しみです。
(執筆:む)